
TITLE: 新年のご挨拶
01/01/2015 00:00:00

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
----------------平文
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新作の帯―反射素材を使って
01/09/2015 16:16:00
今年最初の記事は、新作の帯をご紹介しましょう。
まずはミミズクをモチーフとした作品です。
写真はいずれも暗めの室内にて撮影したものですが、この「暗め」というのが今回の要なのです。
特徴的な表現として挙げられるのが、眼球の部分。
二枚を比較しつつ、フラッシュ撮影を行った右の写真を特にご覧いただきたいのですが、まるで闇夜に鋭く青い光を放つような表現は、光を反射する特殊な箔を用いることで実現しました。
この箔の表面は微小なガラスビーズの集合体で構成されており、光を屈折させずそのまま照らし返す、いわゆる「再帰反射」の原理が応用されているのです。

同様の素材を用いて、こちらは幾何学的な模様をあしらった一作です。
まるでそれ自体が発光するかのように走る青と銀の線が、先述の特殊な箔。2色の箔を使うことで、調和のとれたバランスとなっています。
交通標識など、広く実用的に使われるという再帰反射の素材。
実物の放つ光を、写真で表現しがたいのが残念ではありますが、ご紹介した2作品は、いずれもきわめてシンプルなデザインながら、宵闇でもつよく人目を惹きつけるものです。
一見してアートシーンからは隔たりのあるようなものであれ、積極的かつ実験的に取り入れていく姿勢のもと、伝統とは一線を画する自由なご提案ができれば幸いです。
池田
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「ガラス箔」の作品群
01/19/2015 16:04:00
先日は再帰反射の性質を持つ、特殊な箔を用いた帯づくりについてご紹介しました。
平文では従来、この箔を「ガラス箔」と呼びならわしているのですが、本日は前回の記事に関連し、そのガラス箔を応用して創作した作品群の一部をお披露目いたしましょう。
文字盤の部分にガラス箔を使用した掛け時計です。
画像はフラッシュ撮影を行ったものなので、再帰反射の独特の光りかたをお分かりいただけると思います。
輝くように見える文字盤の部分ですが、単に箔を貼りつけているわけではありません。
実は箔を和紙に貼って裁断したものを、西陣織の技法によって織り込むことで作られているのです。
拡大画像をよくよく見れば、規則的に並んだ織物組織のしくみがはっきりとうかがえます。
唐草模様のごとく浮き出た箇所には金箔をあしらっています。斑を形成し、表面に程よい起伏を与えることで、全体的な色調じたいは寒色系でありながら、温かみのある風合いをも醸しています。
平文の工房では普段づかいをしているこの時計。くねくねと曲げられた秒針あり、光の受け方によって色合いの変化する文字盤あり、ただ時間を知ることであれちょっとした愉しみに。

こちらはキャンバス状の平面作品。
シート状にした素材で皺を造形、躍動する深海の青をイメージし、シンプルでありつつ無機的でない表現が可能となりました。
このガラス箔、フラッシュ撮影を行っただけで、きわめて不思議な質感を見せてくれます。
-----------池田
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本金箔で、折り鶴を
03/01/2015 14:43:00
折り鶴といえば、折り紙のなかで最もポピュラーなもののひとつです。
順に沿って折ってゆけば、たちまちあの洗練された完成形を再現できます。
たとえオーソドックスな折り方であっても、用いる紙の大きさによっては本物の鶴より巨大なものあり、豆粒のように小さく愛らしいものありで、趣ががらりと変化します。あるいは何羽も連なったり脚が加わったりした変わり種の存在など、折り鶴と一口にいえども、アレンジの手法は多様なのです。
今回、素材としての本金箔を、何とか折り鶴とマッチングできないかと考えました。
本金箔といえばきわめて薄くて柔らかく、ある種の脆さを持つ素材であるがために、扱うのも容易ではないという特徴があります。ゆえに本金箔そのままでは折ってゆくことができないので、転写用の本金箔シートを用いてみました。これは透明フィルムに本金箔が固着された素材であり、紙のように扱って折ることもでき、耐久性もあるのでたとえば水面に浮かべてみたりすることも可能なのです。
シンプルな折り様であれ、本金箔の素材感のもつ重みが発揮されていると思います。

大小取り混ぜて折ることで鶴の一家の団らんをイメージし、同じく本金箔をあしらった那智黒石とともに並べてみました。那智黒石はさしずめ卵といったところでしょうか。
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池田
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平文・琳派の折り鶴
06/02/2015 18:46:00
本金箔の折り鶴を琳派をイメージして 祇園の「とり新」さん用に作成しました。
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本金箔と墨
06/10/2015 19:04:00
同志社大学・留学生に講習。
日本の美を楽しんでくれた仲良し組。
(2015.5.29 奥村)
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